【消費 生活】★クーリング・オフができないって本当?★

◆今週の相談事例

昨日、事業者の突然の訪問を受け、「10年前にお宅の床下の工事をした。点検させて欲しい」と言われた。築30年で、あちこちが傷んでいたので家にあがってもらった。床下やキッチンの劣化を次々に指摘されて、高額な工事の請負契約をしてしまった。3日後から工事に取り掛かることになるが、「システムキッチンの事業者を呼ぶことになるので、クーリング・オフはできない」と言われた。そして、着工時に半額を払うように言われ、契約してよかったのか心配になってきた。

よく考えた結果、工事を断ることにしたが、クーリング・オフができないというのは本当なのか。

◇センターからのアドバイス

事業者の突然の訪問での契約なので、契約日から8日以内であれば無条件で解約できるクーリング・オフ制度が適用されます。また、工事に関わる別の事業者を呼ぶことから全体のクーリング・オフができなくなるということはありません。

クーリング・オフは書面で通知し、その際はコピーを取り、簡易書留等、記録の残る方法で行いましょう。

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アイキャッチ:消費者庁イラスト集より