【消費 生活】★給湯器の点検に来たのはガス会社ではなくリフォーム会社だった!★

◆今週の相談事例

高齢の母宅に、「給湯器のメンテナンスです」と電話があり、母はガス会社の定期点検だと思って訪問を承諾した。数日後、事業者が訪問し、浴室や給湯器を点検し、「浴室が老朽化している。このままでは水漏れを起こし下の階に迷惑がかかる。早急にリフォームをするように」と言われたので、高額な浴室リフォームの契約をしたという。母は事業者にガス会社の点検かと何度も聞いたが、はっきり答えず、契約書を作成した際にガス会社ではないとわかった。先ほど、ガス会社に点検を依頼したら、早急な工事は必要ないことがわかった。クーリング・オフしたい。

◇センターからのアドバイス

消費者が容易に確認できないところを点検し、不安を煽って高額な工事などを契約させる手口を点検商法と言います。

訪問販売では、原則として、契約書面を受け取った日から8日以内であれば、たとえ工事が終了していてもクーリング・オフ(無条件解約)が適用されます。また、クーリング・オフ期間を過ぎていても、販売方法に問題があれば契約の取り消しができる場合がありますので、あきらめずにセンターにご相談ください。

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アイキャッチ:消費者庁イラスト集より