◆今週の相談事例
3年間住んだアパート(家賃7万円)を退去するにあたって、管理会社から修繕費を20万円を請求された。畳替えやドアの交換、ハウスクリーニング代だと言うが、特に壊したり汚したりしていない。喫煙もしていないし、ペットも飼っていない。高額な請求に納得できないがどうしたらいいか。
◇センターからのアドバイス
通常使用による自然損耗は貸主負担であり、これを上回る汚損・毀損がある場合には借主にも負担割合が発生する場合があります。国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に目をとおしておくと、管理会社との原状回復の費用の話し合いに役立ちます。
ガイドラインでは、借主に原状回復義務がある場合、修繕費の負担割合は経過年数を考慮して算出する考え方を示しています。仮に借主が不注意などで汚れや傷をつけても、長く使われていれば借主の負担は減少することになります。内装材や設備ごとに耐用年数を示しており、残存価値の参考になります。
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