昭和54年10月に開設いたしました社会福祉法人みどり福祉会 特別養護老人ホームひかり苑が、おかげさまで創立40周年を迎えることができました。
今日までご支援いただきました、多くのみなさまに
心より感謝申し上げます。
理事長 戸田堯子よりごあいさつ
開設40周年記念式典「基調講演」
講師 公益財団法人 横浜市ふるさと歴史財団
横浜都市発展記念館 調査研究員 西村 健氏
「横浜の戦争被害者を救った日本厚生団の取り組み」
戦後混乱期の横浜市では、戦災者や引揚者、戦争孤児など弱い立場に置かれた人々が困窮の淵に立たされ、死者が続出する事態となっていました。
これらの人々の保護に大きな役割を果たしたのが、民間社会事業団体の活動です。
戦後に設立された社団法人日本厚生団は、戦災者の救済事業を積極的に展開したほか、戦争孤児の保護施設「ボーイズホーム」を建設し、町で浮浪する多くの子どもたちを救済しました。
また、困窮者向けに安価な治療を提供する診療所も設立され、現在の一般社団法人日本厚生団長津田厚生総合病院へと発展していきます。
本講演では、戦争被害者救済に多大な貢献を果たした日本厚生団の戦後の取り組みについて紹介していただきました。
その後、長い間、みどり福祉会を支えていただいているボランティアの方々を表彰させていただきました。
これからもより一層、皆様のご支援を賜りますようお願い申し上げます。
